公益財団法人 加藤奨学財団のご紹介

 

 この奨学財団は、神埼製紙の創設者であった加藤藤太郎翁(1887〜1987)によって昭和43年に創設された。加藤藤太郎翁は香川県(三豊市豊中町)に生まれ、三豊中学(現観音寺第一高校)、東京高商(現一橋大学)に学び、王子製紙に勤め副社長となった。戦後の財閥解体に伴い、王子製紙を退社、その後昭和23年に神埼製紙を創業し、社長、会長として活躍した。自分を育て支えてくれた人々への感謝の思いから、資質優秀にして経済的理由により修学困難な学生生徒に対し資金援助を行うこととし、自身の退職金全てを投げ出してこの財団を創設した。郷里への思いは強く、その徳を讃えて岡本帰来の生家近くには、元総理大臣大平正芳氏撰の碑文が添えられた銅像も建てられている。

 神埼製紙は平成5年に合併して現在は王子製紙となっているが、創設者の無私の精神と感謝の心、前途有為な若者への期待は、今も加藤奨学財団として生かされている。財団の初代理事長は元総理大臣大平正芳氏、現在の理事長は、翁の甥で加藤隆久都市建築事務所代表取締役、明星大学理工学部教授の加藤隆久氏が5代目の理事長として、奨学生への支援に当たっている。
 平成28年度は、28年4月採用の奨学生11名を加え、合計37名を対象に援助を行った。創設以来49年間の奨学生は、平成289年4月採用奨学生14名を加え、合計851名に達している。奨学生は社会に巣立って、各地各方面で活躍中である。
 尚、当財団は、平成23年4月1日に公益財団に移行し、名称は公益財団法人加藤奨学財団となった。

【創設者 加藤藤太郎翁 略歴】

明治20年10月28日 香川県三豊郡桑山村(現三豊市豊中町)帰来に生まれる
明治39年3月 県立三豊中学校(現観音寺第一高校)卒業
明治43年7月 東京高等商業高校(現一橋大学)卒業
王子製紙入社
昭和13年 同社取締役就任
昭和21年2月 同社専務取締役副社長就任
昭和21年12月 同社退社
昭和23年9月 尼崎市に神埼製紙株式会社創設、同社社長
昭和34年 徳島県阿南市に同社富岡工場を建設
昭和39年11月 同社会長就任
昭和42年11月 同社相談役就任
昭和43年4月 退職慰労金により加藤奨学財団を設立
昭和62年10月8日 社会保険庁中央病院にて逝去、99歳11ヶ月
 

【歴代理事長】

初代 大平正芳 内閣総理大臣
二代 遠藤福男 神埼製紙社長
三代 加藤威二 厚生省事務次官(創設者の次男)
四代 矢野恒夫 電気化学工業元社長(創設者の甥)
五代 加藤隆久 加藤隆久都市建築設事務所代表取締役、明星大学理工学部教授(創設者の孫)
 

 

公益財団法人 加藤奨学財団
768-0067香川県観音寺市坂本町一丁目1-25